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ジェネリック医薬品が安くなるのはなぜ?

 

外国の薬剤師さん

 

ハルシオン,ジェネリック

 

そもそも、ジェネリック医薬品って、
なぜ安くなるのでしょう?
 

 

 

ある製薬会社が医薬品を開発して特許を取り、販売を開始したとします。
その特許には期限があり、期限が切れた薬品などは
他の製薬会社が真似をして作ってもよいことになっています。
ですから、


ジェネリック医薬品(後発医薬品)は研究開発費用がかからず、
安価で提供できる、

というしくみなのです。

 

ただ特許と言っても、有効成分そのものに対する特許だけであって、
薬剤をコーティングしたり、形作る添加物に対する「製剤特許」というものが
切れていなかった場合、同じ添加物を使うことはできなくなります。

 

つまり全く違った添加物で作らなければならないということです。

 

添加物が違うということは、例えば錠剤が溶け出すスピードが違ったり、
身体に吸収されやすさなどが違ったりすることもあり得るようです。

 

ハルシオンのジェネリック品の添加物を見てもそうでしたが、
同じ有効成分トリアゾラムを使っていても、
添加物の種類はメーカーによって大きく違いがありました。

 

ハルシオンの製造元であるファイザーでは2006年に、
0.125mg錠を自主回収するという事件がありました。
これは、今まで使用していた添加物の製造所が変わったため、
その添加物により錠剤が溶け出す時間が、
少し長くなってしまったことが原因のようでした。

 

添加物ひとつとっても、医薬品って、効き目が大きい分、
注意しなければいけないことも多いのですね。

 

ジェネリック医薬品のメリット・デメリット

 

処方箋を持って薬局へ行くと、必ずと言っていいほど、
「効果が同じで安いジェネリックのほうもありますがどうしましょう?」
と聞かれます。
同じ効果なのに価格が安い?!
それならジェネリックのほうを選ばない理由はありません。
でも、


ただ勧められるままにジェネリック医薬品を購入して大丈夫なのでしょうか。

 

薬局によっては、ジェネリックにしたほうが利益率が高いため、
ジェネリックを患者さんに勧める、なんて方針のところがある
といった話を聞いたことがあります。

 

かなり前から先発薬があり、ある程度安全性が確立されているような医薬品であれば、
ジェネリックを選択するほうが金額的なメリットは大きいと思います。
ハルシオンをはじめ、鎮痛剤や風邪薬など、使用頻度の高いものもそうです。

 

でも例えば、抗うつ剤など精神的なものや、
命に直接かかわるような抗がん剤などの場合は、
安全性試験などが繰り返し行われている先発薬を使いたいと思うのは
当然のことかもしれませんね。

 

先発薬というのは、製薬会社が研究を重ね、安全試験を重ね、莫大な費用と年月をかけて開発から販売までこぎつけるわけです。

しかも販売した後も、調査を重ね、有効性安全性を再検証する必要があります。
それに比べ、ジェネリック医薬品はデータそのものが
非常に少ないということは、残念ながら事実のようです。

 

正しい情報を得て、ジェネリック医薬品のリスクや問題点も踏まえたうえで、
疾患によってジェネリックにするか、先発薬にするかを決める。
そいうった選択が患者側でしっかりできるのなら、
ジェネリック医薬品のメリットは活かせるのではないかと思います。

 

賢く選ぼう!ジェネリック医薬品

 

ハルシオンのジェネリックをはじめとして、
ジェネリック医薬品の注意しなければいけないリスクをまとめてみました。

 

医薬品添加物は先発薬と同じではない

 

主成分が同じというだけで、効き目も全く同じと安易に考えず、
薬が効き始める時間が変わってきたりすることもあることを知っておきましょう。
添加物の成分にアレルギーを持っている方なども注意が必要です。

 

先発薬に比べて副作用などのデータが少ない

 

重大な副作用がある薬や、命にかかわる薬、
「この薬は安心」といったようなブランド性が大事な薬は
先発薬を使った方が安心かもしれません。

 

急に販売停止になってしまうこともある

 

ジェネリック医薬品は、薬が溶け出すまでの時間を調べる試験や、
品質の安定性試験などで基準に満たないことが
後から発覚するケースが多いのも事実だそうです。
そのため、急に回収が行われたりして、
入手できなくなってしまうこともあるようです。

 

 

ハルシオン,ジェネリック

 

国民保険などの公的な医療制度がないアメリカなどでは、
一般的に医療費が高いため、
ジェネリック医薬品のシェアは90%を超えるようです。

 

ジェネリック医薬品のメリットもデメリットも
きちんと把握したうえで、
医師や薬剤師に言われるがままではなく、
「自分で選ぶ」ということが大事なのではないでしょうか。

 

 

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